ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

ワーママを助けるのは家事の分担だという噂

育児中のワーキングマザーを助けようと思った時にまず大事なのは家事雑事のヘルプだ。正直、子供と遊ぶ(あるいは一緒にテレビを見る)なんてのは、誰かがその間に家事を済ませてくれるのであれば逆に自分がやりたいぐらいで、ストレス緩和にはならない。ワーママにとって、夫が家事を自分事として捉えて遂行してくれたらどれだけ楽になるか。

私が抱えている家事の多さにあまりにも辛くなった時、我が家でも、下の表に類するようなものを作った。

https://publications.asahi.com/aera/pdf/160530/tomobataraki.pdf(出典:AERA『家事育児100タスク表』)

当時、私の一番のストレスの原因は、家事をやっている、と言っている夫の後始末を私がしなければならないことだった。例えば、

「ごみ捨てをした」その後、ゴミ箱に新しいごみ袋をかぶせること。「子どもに朝食を食べさせた」その後の食器をシンクに片づけて洗い、食べこぼしの残るテーブルや周りを拭くこと。「洗濯をした」その後の服を畳んでクローゼットにしまうこと。「掃除機をかけた」その後に掃除機に溜まったゴミを処理すること。「子供をお風呂に入れた」その間に子供のタオルや下着やパジャマを用意し、上がった子供に服を着せて髪を乾かすこと。これ以外にも、枚挙に暇がない。夫の家事育児の影で、見えない(というか誰もやりたくない)後始末は私がやらなければならないのに、夫はそれに全く気づいておらず、その認識のズレに私のストレスはかなり増えていた。可視化して、夫はびびっていた。

大概の場合、男性側は「仕事をやりながら家事や育児も頑張ってやっている」と思っている。そして、それは事実だと思う。子供が生まれる前と比べて、男性側も労働は増え、睡眠は減る中で頑張っている。男性にとって盲点となっているのは、女性側で増えている(男性に見えていない)負担の多さと、それによる女性側の心身の疲労度だ。

タスクリストのタスクのうち、30-40%でも自主的に男性側が担ってくれたら、女性側のストレスレベルはかなり緩和されると思う。