ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

ワーママの重圧と孤独感

自分自身を振り返ると、子育てや家事の重圧を強く感じるのは、孤独な時だと思う。核家族で、共働きで、夫の帰りがいつも遅いという家の妻はとても孤独だ。

私の場合、仕事と家事と育児の三つ巴のしんどさは誰とも共有できず、特に夜の時間帯に自分が一人で家の責任を持っているという感覚の重圧がものすごかった。(平日はほとんどゼロだが)夫が子どもの起きている時間帯に在宅している日は、例え仕事をしていて何も手伝ってくれなくても、いざとなれば少しは助けてもらえるという安心感がある。夫が仕事をしていれば、別に自分の負担する労働は全く減っていないのに、今あったことを少し喋ったりできる相手がいるだけで、何となく一人じゃない感があり、気分が楽になる。

実際は平日夜は完全なるワンオペのため、話を共有できる相手もいなければ、何かあっても誰にも頼れず、全て自分一人で対処しなければならないという不安感がある。夫の帰宅は深夜で、何時になるかは分からない。

昼間は昼間で仕事をしているし、職場で、自分が抱えている重圧を話して可哀想がられる訳にもいかない。既にワーママということで色々なところで情状酌量してもらっている立場で、そんな暗い話はできたもんじゃないし、寧ろ平気なフリをして制約の中でも仕事の勝負から降りない、かっこいい人を目指していた。

というわけで、私の状況では、自分の中にしんどさを抱えこむしか手段がなかった。両親は遠方、夫は物理的に不在で、孤独感の中毎日の生活に追われていた。

都心での共働き家庭は同じように苦しんでいるママが一定数いると思う。大変さを一人で抱え、体調を崩してしまう人も、仕事を諦める人も、子どもに優しくなれない人も、離婚してしまう人も出てしまうと思う。どうにかして、このしんどさを少しでと取り除くことができればと思う。