ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

Learn for Life

今日は、広尾学園で開催されているLearn for Lifeのコンベンションに参加してみました。教育業界からは離れてしまいますが、興味は持ち続けたいと思っているので、こういったイベントにはこれからも積極的に参加したいと思っています。

基調講演で、鈴木寛さんが公演していました。

曰く、日本の教育レベルは結構いい線いっている、とのこと。レベル的には、大学もPISAなどの中等教育の成果をみても、かけている国家予算を鑑みるとかなり良いと。(でもそういった「いいところ」はメディア受けしないので、不安マーケティングで悪いところばかりが取りざたされるとw)

ただ、日本の問題は、Active Learnerが少なく、「指示待ち人間」が多すぎる。そして、学ぶことは好きではない。日本は、アンケート調査で、「勉強や学ぶことが好き」な人が少ないのに、学力は世界的に上位。(つまり、日本の教育者は「やる気のない人に実力をつける」という意味ではすごい技術者であるので、日本の教育を輸出しようとしているそう笑)

また、ちなみに、鈴木寛さんはActive Learnerを増やしていきたいと言っていたのに、今はActive Learning型押し付け(passive)教育が流行ってしまっている、らしい笑。

それをどうやって実現するか。学習指導要領を変えるのはもちろん、抜本的に変えるために、大学入試改革をしようとしているそう。そもそも、現場である中学や高校は学習指導要領よりも入試を重視する。そのため、具体的には、マークシート型入試を変えていき、「トレーニングで正誤判断したり、間違い探しをしたり」といった能力を鍛えることをやめさせるのが先決であると思うとのことでした。

また、AO入試のような、高校で何をどう取り組んできたかを問うような入試方法を2020年までに国立大学の3割で導入させる(そしてすでに2017年に1割、2018年に2割と増加しているので実現可能っぽい)とのことです。

久しぶりに教育のイベントに出たので、面白かったです。うちの子@2歳が大学に入る頃には、だいぶ変わっているのかなあ。そうだと良いなー。