ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

起業の経緯①

はるまきはとても可愛い。目に入れてもレベルの逸材である。

しかし彼は同時に食物アレルギー持ちで喘息持ちで病気がちで、よく熱は出し、果てには入院までのフルコースをさらっと嗜むなかなかの強者である。当然私は、職場に死ぬほどお休みをお願いしまくり、危うく復帰一年で有給がマイナスに入りかけたような始末だ(改良中)

そんなはるまきが体調を崩した時には、収入面と勤務時間で夫に劣る私が休みをとることが合理的と考え、多くの場合にはそのようにしていた。

また、平常時も、同じ論理により私が子育てと家事の最終責任を負うのは当然と信じ、なんだかシャカリキに日々取り組んでいた。

そんなこんなで育休後1年、フルタイムの仕事と家事育児の責任を背負ってきたのだが、はたと、自分の精神状態のマズさに気づいた。普段全く泣かない自分がヒステリックに号泣すること複数回、こりゃ病んでるなと自分でも引いた。

朝起きてから寝るまで一切自分の時間がとれずに何かに追われていることが相当なストレスとなっており、その上、頑張っているのに仕事も家事育児も半端だという虚しさに一人勝手に苛まれていた。世のワーママまじですごい、と思うとともに、こんなことが「普通に」、主に女性に、求められる社会はおかしいと疑問を持つに至った。


つづく