ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

起業の経緯③

(承前)

そんなことが何回かあったのがきっかけで(←)、現代の日本において家事や育児を主に担う側の人間が、仕事を両立することのキツさについて日々考えるようになった。

特に私の仕事は教育関係の営業職のため、給与は売上に連動し、仕事の性質上、夜や休日に働かないと満足いく成果は出せそうになかった。そして、それを同じ会社の人に相談しても、返ってくる答えはいつも同じ「子供が小学生になったら変わるよ!」だった。

※ちなみに私の勤める会社の人は皆いい人だが、ワーママがいないため実情が分からない人ばかり

・・・いや、果たして本当にあと数年で変わるのか??

冷静に考えると、祖父母遠方の我が家は、私が夕方には帰らなければならず、休みは夫婦で面倒を見なければならず、子どもを一人野放しに仕事ばかりするわけにもいかない。更に後々の二人目のことも考えると(※自分が一人っ子だったのが嫌だったので一人にする気になれない)理論上、私が今のワークスタイルを今後ウン十年続けなければいけないということになる。

仕事も家事も育児も手一杯で息絶え絶え、その上、仕事は満足いく成果が出せる見込みが今後十年以上は無いけどとりあえず続けるなんて、デッドエンド感が半端なさ過ぎて普通に萎えた。

あ〜、仕事辞めて楽になりたーい☆

と悪魔の囁き声もかなり強めに聞こえてきていた。(続く)