ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

起業の経緯④

そんなこんなで仕事を辞めようかと考えていた時、周りのワーママ女友達で同じようなことに悩み、考えている人の多さに驚いた。「とりあえず毎日大変すぎて疲弊」「夫の助けが全くないので続けられない」「家近で楽な仕事に転職しようかな~」

あぁみんな同じ悩みを抱えているんだなと思いつつ、何故主に女性だけがこんなに大変に感じてるのだろう??と単純に不思議に感じた。男性でこのようなことを悩んでいる人って私は聞いたことがない。独身時代には男女同じように仕事をしてきているのに、子育てになると、女性が一手にハンデを引き受ける。そして最終的には自主的に勝負から降りる。

子育てが始まるまで、私は仕事はバリバリ頑張り、友達と沢山飲みに行ったり遊びに行ったりする体育会系っぽい女だった。それなのに、今、仕事から降りようとしている。一度降りると、二度と戻れはしないと理解しているにも関わらず。この決断はとても過去の自分らしくなかったし、それだけワーママというシステムには無理があるということに思えた。そう考えると、「女性活躍」などとは言うが、実質はヘルプが沢山もらえるか、よっぽどの体力オバケ以外には活躍できないこの社会をどうにかしなければと憤りと謎の使命感を感じた。

そもそもこの状況の原因はまず第一に社会にあり、そして父親にあり、そして母親にもあるように思う。 社会通念やシステムなどという大きなものが変わるのには時間がかかる。とりあえず、何でもいいから、今困っているワーママ(あるいは家事育児を大きく抱えるワーパパ)を助けられるサービスを何かつくりたい、と強く思うようになった。