ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

妻の抱える孤独感への理解が大切

夫の物理的不在に加え、「しんどさを理解してくれてない行動」が発覚した時、孤独感はより強まる。

名誉のために断っておくと、私の夫は、仕事の忙しい職種の割にはかなり家事育児に積極的な方だと思う。周りには忙しいのにすごいと言われ、私の両親が我が家に来た時には驚くほどよく動くね、と褒められている。

色々と協力的でとても助かっているが、そんな夫の発言にも、がくっとくることがある。平日の夜には密かに、自由に本屋に寄ったり、スポーツ観戦に行ったりしていることや、飲みに行くこと、平日にたまーに在宅で仕事をしてから会社に向かう(家事は一切なされていないので暫く気づかなかった)ことをちょこちょこと会話の中で私に言うのである。私はその時は、指摘はしないが、内心、あーやっぱり意識に差があるなぁ、と思ってしまう。

お迎え担当の妻は、平日の夜に自由にどこかに寄るなんてことは一切出来ない。寧ろ、平日休日に関わらず、事前申請なく一人でどこかに寄るという状況自体が、実現しない。仕事帰りにスーパーにダッシュで食材を買うのが関の山だ。在宅ができる日には、昼休みなど合間をぬって普段手のつけられない家事を済ませる。

そのような生活の中、夫が寄り道している間にも妻は労働に勤しんでいるのだということを理解していたら、そんなに手軽に寄り道したり、そのことについて楽しく話したりはしないだろうと思うのだ。

本当の理想は、夫婦どちらも、自由な時間を楽しめることだ。自由の奪い合いなんて、お互いを苦しめる思想はベストではない。しかし共働き核家族は圧倒的に手が足りていない。かと言って、シッターさんや家事サポートの方を定期的に頼むほどの経済的余裕がある訳でもない。その状況では、大人が助けあうしかないのだ。精神的に、妻を一人にさせてしまうのは、とても酷なことだと思う。