ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

自分が居なくても大丈夫、という状況をつくるべき

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家事育児は女性が行うのが理想的と思い込んでいる女性は未だに多い。家のことを全て自分一人で回せる女が「女としての価値が高い」というように感じている。しかし、随分前になるが、この記事を読んで、私は「まさにその通りだ!」と思った。

先日、1歳の子供を持つ私の友人が、2時間程度の休日昼のコンサートに誘われたが断ったという。曰く、短時間であっても夫に一人で子供を任せることはできないから、だという。オムツを変えるのは子供が生まれてからずっと友人(妻)の仕事だし、頼んだこともないらしい。他にもそういった類の「妻しかできない」細々としたことが沢山あるため、夫に子供を預けて一人で外出をすることは今のところ一切できないという。

夫がしようとしないのと同じく、妻側も「別にしてもらわなくても大丈夫」と思っているからこそ、この仕組みが成り立っているわけだが(私の友人はとても穏やかで寛大な性格ですごいと思う…私なら生後1週間で発狂必至だ)、私にはこの分担形態はとてもリスキーに思える。だって、妻が明日急病で入院したら、子どもの世話はどうするだろう。そこまで行かなくても、妻側が熱を出して寝込んでしまった場合でも、「だってできないし」という夫が居たら、這ってでも世話をしなければならない。そんな状況が、第二子以下も含め今後数年も続くなんて、地獄の沙汰としか思えない。子供にとっても、夫にとっても、これは大きなリスクだ。

誰か一人が倒れても、家が回るような状態をつくっておく、という意味においても、夫(か他の大人誰か)が一通りなんでもできる状態にしておくメリットは大きいと感じている。さらに、その先の我が家の目標は、今2歳の息子が小学生くらいになる頃には、親が居なくなっても、自分の身の回りのこと(食事、掃除、洗濯などの基本)は一通り自分で出来るような状態に成長させてあげることである。それは、日々私が楽をするためでありではなく、いざとなった時子どもを助けると思うのだ。