ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

保育園が子どもの成長を支えてくれている

最近、子どもの認知能力・言語能力の進化がすさまじい。子どもを育てていると、停滞期、後退期を経て、ぐーんと成長が見える時期というのが順々に来るように感じる。もちろん、大人に比べると比較にならない程、常に成長してはいるのだが、それでも時期によって見える伸び率は全然違う。働いていると、ずっと自分のこどもと一緒に居るわけではないので、その変化に気づきやすいようにも思う。

うちの子どもは今2歳2か月だが、2歳になる前から「前に大きい車いるねー?」などと(大部分は車関連の)文章を話していた。ただ、記憶を呼び起こして文章を話すことはあまりなく、更に、文章同士が繋がる物語的なものは理解できず、話をする際には目の前の状況や自分の状態を説明するということに限定されていたように思う。そしてその時期が暫くつづき、先週胃腸炎に罹ったことで体調が悪く、機嫌も悪く、話をしないで怒り泣きをするというフェーズを経て、先週頃から何かが変わった。突如、過去の記憶を呼び起こして言語化できるようになったり、因果関係などについて話をしはじめたのだ。(「いっぱい食べたからねー、もう要らないの」「この前ママとパパと飛行機乗ったね?楽しかったね?」「じーじとばーばの家は、こうべにあるの」と言ったり、ある場所の話を出すとそこで流れていた歌を歌いだすなど)また、私達が話す長い文章についても、大体の感じが分かるようになってきた。今までは、「これをピッてやったら床が汚れるからやめてね」と言ったら、「やめて」という箇所だけ理解して泣いていたのが、「床がよごれるから」という大切な部分にフォーカスできるようになってきたのだ。こちらが逆にびっくりするくらいだ。

こうなると、私達も今まで話かけ続けてきた甲斐があるというものだ。今まで「話してもわからないのに無駄かなー」と思いながら続けてきたことがやっと結実してきたような感覚だ。ただ、もちろんこれは親だけの力ではない。彼が起きている時間の大半をともに過ごしてくれている保育園の先生達、友達や小さい諸先輩方が日々色々教えてくれているので、今の成長がある。こういう時には、本当に社会に出すというのは大切なことだなと感じる。私が家でずーっと2人でいると、根気強く(伝わっていないであろう)話をしつづける精神力がないけれど、周りの色々な人たちに沢山話かけてもらったり、教えてもらうことで、成長していっているのだ。そういう意味で、働きながら子育てをするというのは、良いことも数多くあると思う。