ワーママ。

フルタイムワーママとして張り切っていた私。核家族が仕事家事育児を回しながら、笑って過ごすにはかなりの努力を要すると悟る。世の中の共働き家庭が、少しでも笑顔でゆっくり休める時間をつくりたい。

「仕事が忙しいからお迎えに行けない」の持つ意味

仕事が忙しいからお迎えに行けない、たまに行けても、週1回や2回の定例お迎えなんて約束できないという男性は多く居ると思う。悪気はなく、本当に仕事は忙しく、周りもお迎えはママの役割だと何となく思っていて、男性が仕事のたて込む時期に「お迎えに行くので帰ります」なんて「は?」といったところだろう。体調などやむを得ない事情があれば分かるが、それがないのに普通にお迎えのためにパパが繁忙期に定時退社なんて、普通じゃないという人が多いと思う。

そんな社会はおかしいし、パパ自身も社会も変わらなきゃいけない。

「仕事忙しいから今週は一度もお迎えに行けない」そんなこと、働いているママのほとんどは、言えないだろう。「忙しいから、今週一回どこかでお迎え行ってもらえない?」が現実的なところだ。ママはいくら仕事が忙しくても、週の大半のお迎えをお願いするなんて野望は普通抱かない。パパの仕事が忙しくない時であってもだ。かたやパパは、忙しければ週に一度であってもお迎えに行けないのは仕方ないと思っている場合が多い。

更に良くないのは、パパもママ自身も、社会からの刷り込みによって、この状態に何の疑問も持たないケースが殆どであることだ。会社も、女性であれば、毎日定時退社でも仕方ない、と諦めている節もある。

この状態は、確実に女性のキャリアに影響する。そりゃ、忙しい時にバンバン残業できる男性や、おばーちゃんやパパなどの全面協力により残れるワーママの方が、一切残れないママよりも評価されるし、スキルも上がるのは当たり前だ。祖父母が遠方というのは仕方ないにしても、せめてママだけが仕事上の不利益を全てかぶる必要がない状態に早くなって欲しい。女性の活躍、は、男性との痛み分けがないと実現しないものなのだ。